フードコンプレックス「麺喰王国」をご存知でしょうか。全国の麺類の有名なお店を集めたフードパークで、投資ファンドが存在する事でも一時期話題になりました。去年１２月２５日に開店。ホームページを見る限り、入場者数は苦戦している様ですが…。

　ここに「ふるいち」が出店しているという話を聞いて、向かってみました。　「ふるいち」は、岡山県倉敷に本店を持つうどん屋さんです。正式には「ぶっかけ亭本舗ふるいち」と呼ぶのでしょうか。倉敷名物ぶっかけうどん、その元祖を名乗るお店です。
　ホームページに書かれている「ぶっかけうどん物語」の作が古市（大将の名前？）になっていたり元祖の根拠は少し怪しげですが、その是非は他の方にお任せすることにしましょう。

　四国に行く次の機会があれば、途中で寄って行こうと思っていたお店です。まさか渋谷のど真ん中に出店してくれるとはなぁ。有り難い事この上ありませんね。

　麺喰王国は、井の頭通りにあるちとせ会館の二階にあります。店頭ではバイトの兄ちゃんがビラを配っていました。２階に上がると、そこは黒を基調としたシックなテーマパーク。昼時なので流石にお客さんが入っています。

　その一角に「ふるいち」はありました。ラーメン勢に押されてお客さんは少なめですが、早く食べられるに越した事は無いので有り難いです。　１３時過ぎ入店、３０人程座れるスペースに先客は６人。食券制なので券を買ってぼーっと席に着きます。店内にある大型のモニタには、現地でのお店の様子がドキュメントタッチで放送されていました。


　一応きつねうどんや月見うどんもメニューにあるのですが、ここはもちろん名物のぶっかけうどんを注文。１０分程して出て来ました。上に乗っているのは海苔とうずらの卵と天かすと…あれ、ワサビが乗っていますね。あと、ホームページに掲載されていた写真は青ネギでしたが、出されたものには白ネギが入っていました。

　うどんは中太で四角い機械打ち。ちゃんとモチモチのツルツルです。結構良いですね。ぶっかけダシは濃い目で甘め…。ずーっと何処かで飲んだ事ある様なダシだなぁと思っていたら、東京の蕎麦屋の甘めのダシと同じ印象です。ワサビと海苔と白ネギが入っているので余計そう感じるのでしょう。関東風ぶっかけという感じです。

　そこそこいけました。ホームページの写真と具材が違うのは、東京用にアレンジしているんですかね…。出来れば写真そのままのぶっかけうどんを味わってみたかったんですけどね。