「散歩の達人」２００４年５月号に、地元調布の特集があったので購入した所、このお店「かれんど」がカレーうどんの美味しい店と紹介されていたので行ってみました。

　旧甲州街道を調布から布田方面に向かい、陶器の店とビジネス宿の間の角を曲がった先にあります。　今まで地元に住んでいながら知らなかったのですが、１７種類のスパイスを独自に調合する、有名なカレーのお店なのだそうです。カウンターとテーブル席の店内は、夜８時入店でカウンターのみ空席。家族連れからカップルまで広い客層です。

　カレーの店で、店内にもカレーの匂いが充満していますが、焼肉丼があったり京風親子丼があったり…と、メニューは結構豊富ですね。つか、讃岐うどんと書かれたメニューもありますよ？今度来たら頂いてみます。大将と奥さん、その息子さんで営業している様です。


　あんかけカリーうどんを注文。注文を受けてから作り始める形式で、さらに先客がいたので３０分程してうどんが出て来ました。これにさらに漬物とご飯、一品が付いて来ます。

　胡麻と生姜、フリカケが上にかかって、中には鰹節が沈んでいるあんかけダシ。あんかけダシは京都のたぬきうどんで見られるという話を伝え聞いていただけで、今まで接した事が無かったのですが、まさか今日それをカレーうどんで見る事になろうとは。啜ってみるとあぢぢぢぢ。あんかけのせいか、見た目よりもずっと熱いです。その中から複雑なカレーダシの香りが漂って来て、なかなか美味しいです。
　うどんはやや太め、機械打ちのモチモチしたもの。熱々のあんかけに負けて切れたりせず、かといって固い訳でもありません。

　それにしてもこのダシ、飲んでいる内にどんどん汗が噴き出して来ます。生姜も入ってるせいもあるのでしょうか、しまいには汗がしたたり落ちて来ました。うどんを食べ終えたのでご飯に残ったダシをかけて食べましたが、それでもまだ３分の１以上あんかけが残っていたのであえなく完食を断念。…あぁもったいない。でも総じてなかなか美味しかったです。