ここ最近、食べログで話題になっていた「Akio製麺所」にお邪魔して来ました。蕎麦にもうどんにもこだわりを持つ、ちょっとオリジナルなうどんを出すお店なのですとか。

　お店は大通り沿いに面していて、高輪台駅からはすぐ。JR五反田駅からでも駅前の大通りを真っ直ぐ行けば10分程で着きますが、長ーい坂を上ります（上りました）。　木で出来た打ちっぱなしの様な店内は、店頭に食券機が置かれていて大きいテーブルと壁に面したテーブルがどすんと鎮座。椅子はありますが、立ち食いの様な形式です。15人位は入れるでしょうか。平日の昼間とあって7割程はお客さんが入っていました。

　メニューはかけ、つけが500円からと、この形式のお店にしてはややお高めの構成。ただし目の前のテーブルには天かす、だし、かえしと置かれていて入れ放題です。だしが入れ放題というのは珍しいですね。
　他には山菜や肉、天ぷら、カレーなどのメニューがあります。丼とのセットもあります。大盛りは無料です。
　今回は冷やしつけ肉うどんを大盛りで頼んでみました。7～8分程でしょうか、出て来たうどんは大皿にどかん。上にはラー油のかかった豚肉がどん。迫力あります。卵もついて来ます。

　うどんは細めで平打ち。多分稲庭系の乾麺なんだと思います。くにゅんくにゅんした歯応え、味や風味は薬味に負けてあまり感じられません。

　うどんの上のお肉はやはり味付けが薄め。ダシに入れて食べる事を前提にしているからだと思います。量は充分。うどんの下にはもやしが入っていて、これも食感に良いアクセントを加えてくれます。　ダシは自家製だと思います。甘さ控えめのサッパリとしたもの。具や薬味を足して味を作って行くタイプです。素材の風味を壊す事なくいただけました。かえしで割っていないダシ単体もいただきましたが、ほのかに節の風味がありました。

　また一風変わったうどん屋さんが出来たなぁという印象です。全てにこだわっていると書かれているだけあり、至る所に試行錯誤の後が見えました。カレーうどんが名物っぽいので、次は冬に来てみたいですね。