折尾「東筑軒 折尾本社うどん店」に向かいました。
　
　東筑軒は、かしわめしで絶大な人気を誇る創業大正10年(筑紫軒)のお弁当屋です。
　めしばな刑事タチバナという漫画の中で、九州出身の女性キャラの方がおすすめで
　
　「東筑軒のかしわうどん、可能なら由緒正しい折尾駅ホームで食すべき」
　
　と仰っておりましてですね。
　密かに折尾駅に行く機会を狙っていたのでした。
　今回お邪魔出来て感無量です。　
　しかし、実は肝心の折尾駅ホームの店舗は2012年に駅改築のため閉店しまして。
　その代わり、新しく折尾駅前の東筑軒本社の隣に折尾本社うどん店が出来たという次第なのです。
　
　駅前の立ち食い店そのものといった外観で風情こそありませんが、かしわうどんが今でも折尾駅で食べられるのはありがたい限りです。　
　
　店内は普通の立ち食いといった風情で、6～7人も入れば一杯といったところ。
　
　店員はおばちゃん二人。私がうどんをいただいている間、ずっと「ごぼうが足りないごぼうが足りない」と仰い続けておりまして。ほのぼの感がたまりませんでした。　
　
　注文は券売機で。
　メニューはかしわうどん360円からわかめ、丸天、ごぼ天、月見、きつね、えび天、そして全部入り。
　もちろん、かしわめし、かしわにぎり等の名物メニューもここで食べられます。　
　
　今回はかしわうどんに210円追加でミニかしわめしの付く、かしわうどん+かしわセットを注文。　
　
　かしわうどんは細めのプニプニ麺。
　冷凍っぽい感じで柔らかめ。　
　
　出汁はややスッキリめで美味しいです。
　ここにやや甘めの鶏肉が絡んでたまらない滋味深さ。　
　
　ミニかしわめしは、シンプルな外見ながら出汁の染みたご飯が激ウマでした。　
　この駅には東築軒の本店があるだけでなく、今では珍しい駅ホームでの東築軒お弁当販売もあります。
　伝統的なメニューながら、今でもとても美味しいかしわめし、そして温かいかしわうどん。
　わざわざこちらまで立ち寄る方はいらっしゃらないかもしれませんが、もし近くに立ち寄られる機会が御座いましたら、是非是非お薦めしたいお店です。