現在やっている仕事の締め切りが延びて、その間の予定がポッカリ空いたので、この機会にと讃岐に行って来る事にしました。

　ちなみに目的は、ヨメに頼まれたこんぴらさんのミッフィーグッズです（笑）。　サンライズ瀬戸で夜を過ごし、早朝の坂出駅で途中下車。各駅に乗り換えて鴨川駅で降りてトホトホと15分。

　到着したのは8年ぶりの「がもう」です。がもうの一番釜は最高に美味しい！と以前うどん好きな方からお聞きしていて、今回どうしても食べてみたいなーと思っていたのです。

　8時到着時でまだお店はやっていませんでしたが、大将が中で待ってなと店内に入れてくれました。
　一番釜のうどんが茹であがった8時20分位で、店内に10人位はお客さんがいらっしゃいました。
　初めてのがもうの一番釜。ぬくい小に揚げをつけて130円+80円。8年前より30円値上げされていました。
　うどんはもっちりと柔らかく味は薄め、ダシも味が薄めで、ダシの素材が突出しないぽやーんとしたもの。

　そういえば、がもうには前回お邪魔した時も、何が美味しいか明確に答えられないけれども不思議と美味しいなー、という不思議な感想を抱いていました。

　今回も全く同じで、具体的にこう！とは上手く言えないのですが、ダシとうどんとおあげの味が程よく交じって一体化した、ほのぼのとした美味しさを感じました。　とても不思議でとても深い満足感。この辺りは多分、大将のお人柄や常連さんの雰囲気もあってこそなのだろうなーと思いました。

　今度は坂出方面に向けて車を走らせます。目指すはS級指定の一店「がもううどん」です。
　国道を外れて、細い細い道に入り、そしてナビの到着しましたメッセージが聞こえ、案内が終了しました。

　…って、目の前には田んぼしか見えないんですが。

　見渡す限り広大な田んぼが目の前に広がっています。右手には小さな可愛い山もそびえています。しかし目指している「がもう」が視界に入りません。もうナビは終了しているというのに。
　不思議に思って細い道のど真ん中で車を降り、後ろを振り返ると



…あ。
　田んぼと民家が、まるで「がもう」を隠すかの様に建っています。その前に止まっている車の数でようやく店に気付いた位です。
　そんな訳で、ようやく見つけました。という表現がピッタリな「がもう」に到着です。


　お昼時という事もあってすでに長い長い行列が出来ていましたが、流れが早くてどんどん進んで行きます。
　順番が回って来たので冷たいのを注文したら、おばちゃんが丁度水で締めていたうどんをそのまま丼に。おぉぉがもうの締めたて！
　冷たいダシをかけてネギをかけて外のベンチに腰掛けます。


　うどんは締めたてで書くまでも無く美味しい！です。
　周りののどかな風景が良く話題にされているお店ですが、うどんも本当に素晴らしく美味しい。ピシッとしていてコシも充分。ダシも程良く効いて上品。非常にバランスの取れた味です。


　それにしても本当にポカーンとした所です。ここで毎日うどんを食べていたら、それだけで何だかとってもおおらかな人間になれそうな、そんな気がしてしまう位良い所です。
　ちなみに、ここにはうどんを食べるスズメがいるらしいですが今日は会えませんでした。うーん残念。いつかお会いしてみたいものです。