池袋で「ハウルの動く城」を見た後、池袋で落ち着けるうどん屋を…という事で、再訪しました。


　メニューに「かき入荷致しました」の文字が躍っていたので、今回は勢いでかきおろしぶっかけうどんを注文。７～８分程して出て来ました。

　とても麺線の美しかった前回のうどんに比べて、今回は妙に色艶無く白色、ブチブチ千切れたりはしないものの腰がほとんどありません。一緒に付き合ってもらった方の生醤油なすうどんが１分程で出て来た事もあって不安だったのですが、それが的中したかの様な茹で置きっぽいものでした。

　かきはとてもジューシーで、ぶっかけダシも美味しかったので、その分うどんがとても残念でした。前回がとても美味しかったので、その分期待が強すぎたのかもしれません…。値段も値段ですし。

　「饂飩四國」は、パスタで有名な「壁の穴」グループが経営する讃岐うどんチェーン店。
　関西と東京に店舗があり、東京では現在、田町店（港区）、東横店（渋谷区）、そしてここ池袋パルコ店の3店舗を展開しています。
　池袋パルコは駅に隣接しているので、迷い様がありません。エレベータで7階に上ればすぐにお店が見えて来ます。


　とても綺麗な店構え。ショーケースには「生醤油」「ひやあつ」「ぶっかけ」など見慣れた単語が並び、嫌が応にも期待を高めます。
　メニューには生醤油うどんの食べ方が書かれていて、
「できたてのうどんに大根を乗せ、ねぎ、適量の生醤油、すだちで良く混ぜて食す。」
　「ずっしりと口の中でブリブリとコシがおどる。箸でちょいとつまんで切ろうもんなら、そんなやからは受けつけん！こういううどんをちゃんと食べて、讃岐人のうどんの何たるかを思い知ってほしい。」
　との事。何だか上の文は香川の小縣家で、下の文は恐るべきさぬきうどんで同じものを見た気がしますが偶然でしょうか？
　平日の午前10時～午後2時は、うどんの大盛り、かやくごはんのおかわりが無料との事。もちろん大盛りでお願いします。


　天おろしぶっかけを注文。えび天2本、野菜天、のり天などがうどんの上に乗った豪華なぶっかけうどんです。うどんと一緒に壷に入ったネギの輪切りが出て来ました。最初から目の前に置かれている天かすと合わせて入れ放題です。
　ダシは心持ち甘めで、しっかりエッジの立ったツヤツヤモチモチうどんは手打ち。天ぷらはほのかに温かくサクサクしています。意外や意外と言っては失礼ですが、讃岐うどんと呼ぶのに何の不足も無い美味しさです。

　こうしたディスプレイも綺麗で、味もしっかりとしたうどん屋は意外と珍しいのでは無いでしょうか。地酒もサイドメニューも豊富なので、ちょっと一杯、という時にも使えそうです。