この日は、とある目的で都立家政に来ていたのですが、その目的が途中でぽしゃってしまったため、手持ち無沙汰になってしまう事に。せっかく都立家政に来てそのまま帰るのもなんですので、うどんを食べて行く事にしました。

　今回お邪魔したのは「名古屋うどん」。名古屋うどんは店名で、高田馬場、池袋、そしてここ都立家政に店舗を構えるうどん屋さんです。池袋店は何度かお邪魔した事があるのですが、ここは初めて。楽しみです。場所は駅を出て、目の前の商店街を歩いてすぐです。　親切そうなご夫婦がお出迎えして下さいました。開店直後にお邪魔したので先客はいません。キャパは20人ほど。テーブルだけの店内はちょっと薄暗くて、でもまったりとしていて居心地が良いです。

　メニューはもり、かけ450円から。力うどんや南蛮などの通常メニューの他に、白つゆを使ったきしめん系の温かいおうどんや、赤つゆを使った煮込み系のうどんが並びます。それとは別に、名古屋といえばの味噌煮込みうどんももちろんアリ。きしめんもご飯ものも揃っています。


　今回は味噌煮込みうどんにご飯とお新香の付いた、味噌煮込み定食750円を注文。5分ほどでさっと出て来ました。

　うどんは手打ちっぽい太めのもの。池袋店でいただいたものとは何だか違う気がします。茹で置きなのかふわふわしているのですが、何だかこれが味噌になじんで妙に美味しいです。赤味噌のダシはさっぱりして飲みやすいです。

　付いて来たご飯とお新香。お新香は白菜の古漬けです。
　そういえば以前、白菜は味噌煮込みに入れて食べるのが良いという話を何処かでお聞きしました。ちょっと試しに放ってみようかなっと。もぐもぐ…

　…おおお！？こ、これは美味しいですよ！？

　味噌と古漬けの酸っぱさとうどん、そしてご飯が妙にマッチして、混沌としたえもいわれぬ美味しさを醸し出しています。これは意外です。こう書くと怒られそうですが、むしろこちらが味噌煮込みのスタンダードと書いてしまいたくなる位気に入ってしまいました。ガツガツといただきもちろん完食。どうもご馳走様でした～。

　名前こそ同じ名古屋うどんなのですが、池袋のものとは随分と違う印象を受けました。私はこちらも好きですね～。気兼ねなくお邪魔出来る素朴さに溢れたお店なのです。