2月19日、香川旅行の二日目の朝は
「松下製麺所」にお邪魔してみました。
創業40年以上の歴史を誇る、街の老舗の製麺所併設型のうどん屋さんです。栗林公園からほど近い住宅街の中にありまして、宿のドーミーイン高松からも徒歩圏内(15分位?)だったのです。
店内は狭くて奥に伸び、奥の厨房?製麺?スペースでは、何名かの従業員の方が慌しく作業されているのを見ることが出来ました。
お客さんのスペースは10人も入れば一杯で、サラリーマンやら若い方やら様々な客層の方でごった返していました。一応は椅子もあるのですが、半分位の方は中央の机にうどんを置いて立ち食いで食べています。
メニューにはシンプルに、うどん一玉180円、二玉270円、三玉370円とだけ書かれています。玉売りは一玉80円。脇にはテボがあり、温かいので食べる人はこちらで温めます。ダシも自分でかけます。
コロッケや天ぷらなども並べてあり、こちらは80円。いなり寿司は120円です。
と、いう訳で一玉お願いしてみました。
店員さんがざるからうどんを丼に入れてくれるので、そちらをもらいます。脇のテボでうどんを温めて、同じ所にあるダシをかけます。葱と天かすと生姜は入れ放題なので、さくさくっと入れて。
うどん好きな方の間で有名な天かすも、同じところにあるのでさくさくっと入れて、完成です。
うどんは中くらいの太さで純白で四角。角が取れています。店員さんがザルからうどん玉を持ち上げた時やや固まっていたので、うっ、大丈夫かな?と思ったのですが、普通に美味しくいただけました。優しい味で本当に日常でいただく讃岐うどんという感じです。
ダシは色が薄くて透明度の高いもの。柔らかい甘味がありました。イリコがんがん、という感じではなく、バランスの取れた薄味でした。
粉雪の様な天かすはサラサラっとしていて、油の上品な甘味がダシにコクを与えてくれました。とても美味しかったです。
個人的に、過去あまり機会の無かった、高松の方が日常の朝食で普通にいただくうどんをいただく事が出来ました。派手さはないのですが、本当に毎日食べたいうどんというものはこういうものなのかなー…と思うと、うどんを啜りながら何だか一人、嬉しくなってしまったのでした。